【京都記念】時計地味でも絶好調モズベッロ反撃準備OK

坂路を併せ馬で追い切るモズベッロ
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　【東西ドキュメント・栗東＝10日】攻め駆けする馬がいれば攻め駆けしない馬もいる。同じように厩舎単位でも、攻めが目立つ、目立たないという傾向は確実にある。京都記念にモズベッロを送り込む森田厩舎は“動かない厩舎”の代表格。その理由とは？岡崎が単刀直入に聞くと、森田師は少し考えてから口を開いた。

　「うちは他の厩舎がやった後の、ボコボコした馬場で追い切るからじゃないかな。最初から時計は気にしていない。しっかりと負荷をかけることが大事だから、この時間にやってます」

　モズベッロの最終追いは開門から約15分後。坂路をしっかりとしたフットワークで駆け上がった。時計は4F54秒4～1F12秒8と地味だが、減点は必要ない。「前走も動きは良かったけど、今回は普通キャンターから行きっぷりが良くなってますね」。休み明けの有馬記念（15着）、AJC杯（5着）を経て今回が3戦目。「うちは使いつつ良くなる厩舎だからね」と言外に絶好調を示唆した。

　ここが始動戦となる実績馬にひと泡吹かせる準備はできている。