【英・G1エクリプスS】ディアドラ仕上がり自信!最強エネイブル倒すぞ

[ 2020年7月3日 05:30 ]

ディアドラ
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 JRAが馬券を発売する英G1「エクリプスS」(日本時間5日午後11時35分発走)に、現地時間1日に最終追い切りを終えた日本馬ディアドラ(牝6=橋田)が参戦。これまでドバイ、香港、英国、アイルランド、サウジアラビアに遠征した国際派牝馬。当レース連覇に挑む世界最強牝馬エネイブルと今回が初対戦。目標に掲げる凱旋門賞に向けて必見の一戦だ。同レースの出走馬と枠順は3日に確定する。

 英国ニューマーケットで調整中のディアドラ。19年春から拠点を移し、1年以上も世界の舞台で戦ってきた。20年の目標を凱旋門賞に掲げ、初戦は海外5カ国目となるサウジアラビアに遠征。モハメドユスフナギモーターズCはゴール前鋭く伸びたが、惜しくも2着に敗れた。英G1ナッソーS以来の海外Vはならなかったが、日本のファンに奮闘する走りを届けている。

 橋田師は「なかなか勝てないレースが多いね」と悔しそうに振り返るが「日本とはコースも物凄く違うからね。特に、英国は別物。それでも対応はできている。日本馬の可能性を証明できていると思います」と愛馬の健闘を称える。

 コロナ禍で欧州の競馬は中止が相次ぎ、深刻な状況が続いた。英国競馬は6月から再開され、伝統のG1エクリプスSへの参戦を決めた。橋田師は「凱旋門賞に近いコースの方がいいかなと。サンダウン競馬場は小さな起伏がたくさんあって、より近いコースだと思う」と説明。「肉体、精神的にもタフじゃないと走れないが、それなりに経験も積み重ねてきたからね。こなしてくれるんじゃないかな」と手応えを口にする。

 レースの2週間前にはサンダウンでスクーリングを行い、芝コースを駆け抜けた。1週前追いはコンビを組むマーフィーが騎乗。

 現地時間1日には英ニューマーケット調教場のポリトラックコースで最終追いを行い、しまいを伸ばした。騎乗した込山助手は「今日の追い切りは最初は軽めに入り、しまいを伸ばす形で行いました。動きも良く、調整は順調だと思います。調教後の息の入りも良かったですし、このままレースまでしっかりと調整していきたいです」と好感触を伝えた。現地スタッフから送られてくる動画をチェックする橋田師は「毎日見ているし、動きもよく見える。順調に来ていますよ」と仕上がりに太鼓判を押す。

 豪華な顔触れがそろった好カード。凱旋門賞2勝のエネイブルは昨年に続き、ここから始動し当レース連覇に挑む。指揮官は「フランスの馬を除けば、凱旋門賞に出るフルメンバーがそろった。相手としては非常に手ごわいですね」と語るが「これだけそろうことは、なかなかない。面白い競馬になるのでは」と期待を寄せた。後輩・秋華賞馬のクロノジェネシスが先週の宝塚記念を圧勝。“ジャパン牝馬”が、世界のビッグレースでも躍動する。

 【エネイブルの厩舎はもう1頭有力馬登録】昨年の覇者エネイブルを管理する英国のJ・ゴスデン厩舎からは、英G1プリンスオブウェールズSを圧勝したロードノースもエントリー。同厩舎は18年にもロアリングライオンで勝っており、同レース3連覇が懸かる(通算では4勝)。英G1コロネーションCを逃げ切ったガイヤースや、アイルランドの名門A・オブライエン厩舎が送り込む凱旋門賞4着馬ジャパンも参戦する。

 ▽エクリプスS 英国のサンダウン競馬場で行われる1886年創設の約2000メートルのG1。1764年に生まれた伝説の名馬「エクリプス」にちなんでレース名が名付けられた。エクリプスは18戦全勝で最後は戦う相手がいなくなり引退したと言われる。エクリプスは種牡馬としても大成し、現在のサラブレッドの父系をたどっていくと、多くはエクリプスにたどり着く。創設当初は英国では最も賞金が高く、英国の「上半期最強中距離馬決定戦」の位置付けとなっている。2017年にコースが再計測され、芝1990メートル(9F209ヤード)で施行。例年は3歳以上だが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で日程変更となり、4歳以上に条件変更。

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