【久留米・中野カップ】清水 差し切りV 松浦とワンツー!今年2度目の記念制覇

[ 2020年6月10日 05:30 ]

<久留米>優勝カップを手にする清水裕友。右は中野浩一氏
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 久留米競輪のG3「第26回中野カップ」(開設71周年記念)は9日、決勝が行われ、清水裕友(25=山口、105期)が逃げた松浦悠士を直線で差し切ってV。優勝賞金363万円を手にした。清水の記念制覇は今年1月、連覇を達成した立川以来5度目となった。

 最終バックでは、もうゴールデンコンビのマッチレースだった。岩津がスタートを決め、山本―岩津―中川―坂本―松浦―清水―阿竹―香川―野田で周回。赤板で阿竹ラインが上昇するも山本が突っ張る。山本の主導権かと思われたが、そこを逃さない松浦。清水が「ビリビリした」と表現したスピードで最終ホームで主導権を握る。そして清水。「松浦さんを抜くことを考えて走った」。きっちり差し切って今年2度目の記念制覇を決めた。

 今開催は地区内斡旋になってから初の記念。普段の仲間が今回は強敵に。やりづらい面がありながらも、さすがは今年のビッグレースの主役2人。「最近ワンツーを決められていなかった。しっかり期待に応えられるようにと思って走った」(清水)。昨年の競輪祭決勝以来のワンツーで力の違いを見せた。「中四国勢でG1戦線を盛り上げていけたら」。18日開幕の高松宮記念杯に向け、気合を入れた。次は主演と助演が入れ替わるのか。G1でのゴールデンコンビの戦いがまた楽しみになった。

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2020年6月10日のニュース