【大村・海の王者決定戦】井口 大村周年初V!コンマ09快Sで他艇寄せ付けず

[ 2020年6月10日 05:30 ]

大村周年初制覇を飾った井口
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 ボートレース大村のG1開設68周年記念「海の王者決定戦」は9日、12Rで優勝戦が行われた。1枠の井口佳典(42=三重)がインから力強く逃げて当地周年初制覇。通算では15回目のG1Vを飾った。2着には2枠の峰竜太、3着には3枠の新田雄史が入った。

 絶好枠の井口がインからコンマ09の快ショットを放ち、青写真通りの逃げを披露。誰も寄せつけることなく、文句なしの圧勝劇だった。今年は周年記念(1月からつ、5月徳山)の優勝戦で2度も1号艇をゲットしながら敗退。もう負けられない。重圧に打ち勝っての戴冠となった。

 「からつ、徳山と惨敗してしまって凄く緊張しました。僕の中でベストなスタートが行けたし、1Mもしっかり回れた。自分を乗り越えられたかなと思う」

 予選トップ通過から準優逃げ、優勝戦逃げとVロードを突き進んで「今節はエンジンに助けられた。伸び中心にいい足になっていたと思います」と振り返った。これで優勝賞金1000万円を加算し、獲得賞金ランキングは7位に浮上した井口。「まだまだ始まったばかり。グランプリへ向けて一走一走緩めることなく頑張ります」。嫌な流れを断ち切り、今後もボート界の歴史に名を刻んでいく。

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2020年6月10日のニュース