【東京新馬戦】早熟スルタン息子初陣へ!大江原師「軸脚を頻繁に替えるのは父譲り」

[ 2020年6月10日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=9日】先週から2歳戦がスタートし、競馬の暦はひと足早く夏モード。競馬の華はG1だが、夏競馬で鮮烈な輝きを放った馬も味わい深い。浜田が印象に残っている一頭がミュゼスルタン。14年の新潟2歳Sの勝ち馬。現地で見た圧巻の追い込みレコードVは、衝撃的な強さだった。

 そのスルタンの初年度産駒であるユングヴィ(牡)が今週の東京土曜5Rでデビューする。父も母ハンナも管理した大江原師に感触を問うと「調教の感じでは両親の特長を受け継いでいる感じ。勝ち気で、しまいがしっかりしている。手前(軸脚)を頻繁に替えるのは父譲り。体重は430キロくらいで小柄だが、その点は、やはり小さかった母に似ているね」。自ら手掛けた馬の産駒で臨む新馬戦。「まあ楽しみだけど、あまり大きなことは言わないでおくよ」と温かい目で見守る。父は新馬→G3を連勝。母もデビュー戦2着。仕上がり早の血統で、息子の初陣にも注目だ。

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2020年6月10日のニュース