菜七子、20日復帰へ!医師のゴーサイン次第で14日から調教騎乗再開

[ 2020年3月13日 05:30 ]

美浦トレセンで取材に応じる藤田菜七子
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 2月15日の小倉競馬で落馬し、左鎖骨を骨折した藤田菜七子(22=根本)が20日から実戦復帰する見込みであることが分かった。菜七子は12日、美浦トレセンを訪れ、「万全の状態で復帰できるようにやっていく」と力強く語った。

 12日午後、出馬投票作業が行われる事務所に菜七子が姿を見せた。本人がトレセンで取材に応じるのは落馬事故後初めて。「騎手になってからこれだけ大きなケガはなかったけど、乗せていただいていた馬のレースを外から客観的に見ることができた。悔しさや申し訳なさはあったけど、凄く勉強になった期間だった」。時折、笑顔を見せながら真っすぐ前を見据えて言い切った。

 師匠の根本師によれば、13日に診察を行い、医師のゴーサインが出れば14日から調教騎乗を再開。順調なら、20日から始まる3日間開催で実戦復帰する。いずれも中山競馬場で騎乗する予定。「(患部を固定するプレートを左鎖骨に入れる2月19日の)手術の翌日からリハビリを始めた。最初は痛くて腕が上がらなかったけど、リハビリのおかげで今は問題なく動く」と全快をアピール。復帰週から騎乗数に制限を設けない考えだ。「リハビリ中から根本先生に“焦らずにじっくり治しなさい”とアドバイスをもらっていた。体は万全な状態。早く馬に乗りたい。ケガする前よりいい状態でレースに復帰できるよう調整してきたつもり」。JRA通算100勝まであと「3」。菜七子がパワーアップして帰ってくる。

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2020年3月13日のニュース