本田レイチェルと“最高”の20年に

[ 2020年3月13日 05:30 ]

レイチェルウーズでユングフラウ賞を制した本田重(左)。
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 【地方からの風】今月25日に浦和で行われる牝馬クラシック「桜花賞」の大本命がレイチェルウーズ(船橋・林正人)。ここまでデビューから無傷の5連勝と勢いは最高潮だ。その手綱を握り続ける本田正重(32)が、この馬の能力を確信したのが3戦目だと証言する。

 「スピードがあるのは分かっていたが、気が良すぎて引っ掛かっていた。デビューから2戦は能力だけで勝っていただけ。3戦目、距離を1500メートルに延ばした時に砂をかぶらせる競馬を試してみたが、うまく折り合ってくれた。これなら…と思わせてくれた」

 その言葉通り、その後は中団から差し脚を生かす競馬で重賞2連勝を飾ってみせた。「もちろんここ(桜花賞)もノンストップでクリアしたい。あとは何と言っても枠ですね。こればっかりはどこが当たっても仕方ないけど。競馬センスの良さに期待です」と自信をにじませた。

 本田自身、現在32勝で南関東リーディング5位(11日現在)。昨年、一昨年ともに89勝だっただけに、目標は17年にマークした111勝だ。「最低100勝。そしてできればキャリアハイの数字をマークしたい。それにレイチェルの勢いに乗ってもっと重賞を勝ちたい」。17年にヒガシウィルウィンでジャパンダートダービーを勝ったG1ジョッキーが20年を充実の年にするつもりだ。

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2020年3月13日のニュース