【浜田・東京本社ワンモアトライ】京都8R カラルが描く砂のロマン

[ 2020年1月11日 08:00 ]

 個人的な話から入るが、馬名の由来を調べるのが好きだ。時には予想そっちのけで、関連ワードを追ってネットサーフィン…ということもしばしばある。京都8Rで◎を打ったカラルが気になった。南米ペルーにある古代アンデス文明の遺跡名で世界遺産にも指定されているそうだ。母はナスカ。地球上最大の謎に数えられる「地上絵」で有名で、同じくペルーの世界遺産。こういうロマンあふれる命名は素晴らしい。

 半姉アロマティコが芝のG1で活躍しただけに、弟も芝路線で走ってきたが近走はやや頭打ち。ところが22戦目にして初ダートの前走で2着に激走。先行勢総崩れ、上位8着までを差し、追い込み勢が占める中、唯一好位からいったん先頭で踏ん張った。思わぬ砂適性を発揮して、再びダートへ。今回は少頭数で前走よりも楽な流れになるはず。前走同様、好位から抜け出せば今度は押し切れる。

 遺跡も地上絵も砂とは切っても切り離せない。馬名は雄弁に語るということか…。(4)から。

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2020年1月11日のニュース