【松戸・G3滝澤正光杯】三谷復活!記念4V「この優勝を次につなげる」

[ 2019年10月9日 05:30 ]

三谷(左)と滝澤正光・日本競輪選手養成所所長
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 松戸決勝は三谷竜生(32=奈良・101期)が昨年3月の玉野以来、通算4度目の記念Vを飾った。レースは渡辺―内藤―小埜―伊勢崎―中村―二藤―三谷―取鳥―原田で周回。残り2周前に取鳥―原田が上昇するが、小埜が強引に出て取鳥を前に出させない。残り2周では小埜―伊勢崎―中村―二藤の4車が出切って主導権。5番手は渡辺と三谷が併走になり、渡辺のけん制を受けた三谷は後方に車を下げる。7番手で立て直した三谷が最終ホームから勢い良くまくっていく。バックで伊勢崎が小埜の番手から出て抵抗するが、その上を楽に乗り越えていく。ゴール前もしっかり踏んで迫る中村を振り切って1着でゴールを駆け抜けた。

 9月は斡旋が止まっていたため久しぶりの実戦。「初日、2日目あたりはもたついた感じもあったが、日に日に良くなっていった」と振り返る三谷。しかも、システムトラブルで開催が2日間も延びるアクシデントに見舞われたが「自分は長丁場が得意なので苦にはならなかった。この優勝を次につなげる」

 昨年のグランプリウイナーだが、落車が続いて本来の調子を取り戻せないままここまで来た。「グランプリに出るためにはタイトルを獲る以外にない」。寛仁親王牌か競輪祭のG1レースに勝つことに集中する。開催延期で寛仁親王牌へは中1日の強行日程となるが「1日、ゆっくり休みこのまま地元には帰らずに」勝負の前橋へと乗り込む。

 1着の三谷、2着の中村、3着の取鳥は前橋・寛仁親王牌(11~14日)に向かう。

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2019年10月9日のニュース