【スプリンターズS】ノリノリ音無厩舎のフレア伸び伸び

[ 2019年9月27日 05:30 ]

逍遥馬道から引き揚げるモズスーパーフレア
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 【G1ドキュメント・栗東=26日】スプリンターズSに出走する関西馬は全て水曜日に追い切りを済ませた。新谷は好調教を見せたモズスーパーフレアが気になった。

 最終追い切りに騎乗した松若に感触を聞くため、せっせと自転車をこいで音無厩舎へ、調教を終えて厩舎の大仲で休憩する松若にすかさず取材を開始した。

 最終リハは坂路単走。最後まで手綱は持ったまま4F52秒1~1F11秒7の好時計をマーク。攻め駆けするタイプとはいえ、さすがの動きだった。

 「今週の動きが良かったです。しっかり気持ちが乗っているし、雰囲気も変わってきました。前回より具合は良化していますね」

 前走・北九州記念は高松宮記念(15着)以来、5カ月ぶりの出走。当日の馬体重は506キロで、26キロ増は見た目に太い印象だった。

 「前走を使って、馬体は締まってきた感じがします。この馬のセールスポイントはスピード。とにかくリズム重視で走らせたい」と巻き返しに意欲を燃やす。

 中山コースは今年のオーシャンS快勝を含めて【3・1・0・0】と得意な舞台。「中山はいいですね。枠はどこでもいいけど、できれば内枠が欲しい。逃げにこだわらないが、決め手勝負になるのは避けたいです」とレース展開を思い描く。

 所属する音無厩舎は今年35勝で関西リーディング5位につける。先週はスティッフェリオでG2オールカマー制覇。翌日は船橋の交流重賞をクリソベリルが無傷の5連勝で快勝して、厩舎は活気づく。「今まで騎乗したG1の中で一番のチャンスだと思う。自厩舎に勢いがあるし、その流れに乗っていきたい」と気を引き締める。新谷もその勢いを頂戴して、予想をかっ飛ばしたいと思った。

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2019年9月27日のニュース