川崎からまた新星!マンガンいざ重賞路線へ

[ 2019年9月27日 05:30 ]

23日のトーシンブリザード・メモリアルを制したマンガン
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 【地方からの風】今年の東京ダービーを制した川崎勢(ヒカリオーソ)から来春を見据え、またキラリと光る2歳馬が現れた。それが23日船橋で行われたトーシンブリザード・メモリアルを鋭い末脚で快勝したマンガン(牡=川崎・田島、父アイルハヴアナザー)だ。

 この勝利で3連勝。後続に3馬身差をつけた勝ちっぷりも鮮やかだったが、それ以上に驚いたのがレース後の田島師の言葉。

 「休み明けだったし、予定では1週後の大井を使いたかったが(他場の所属なので)使えなかった。前倒しだっただけに、仕上がりで言えば6分くらいだと思う」

 ならば上がり目十分、さらなる上積みが期待できる。デビューから手綱を取り続けるのは今年の東京ダービーを制した山崎誠。「今のところ注文をつけるところはない。気性も素直だし、レースはしやすい。順調に力をつけてくれて差し脚に磨きがかかってくれば楽しみ」と高い評価を与える。

 今後は「地元なので鎌倉記念をオーナーが使ってほしいと言われれば使うかもしれないが、現状では権利を獲った平和賞(10月30日、船橋)に行くつもり」と同師。連勝はいずれも上がり3F最速の差し脚を生かしたものだけに当然距離延長も望むところ。440キロ台の小柄な馬体に秘めた瞬発力を武器に重賞路線を突き進む。

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2019年9月27日のニュース