【ローズS】“大人の”ファンタジー11秒8!2歳女王ラスト1冠獲りへ猛烈

[ 2019年9月12日 05:30 ]

<ローズS>CWコースで追い切るダノンファンタジー(撮影・平嶋 理子)
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 秋華賞トライアル「第37回ローズS」(15日、阪神)での復権を期すダノンファンタジーが11日、川田将雅(33)を背に栗東CWコースで迫力満点の豪快デモを披露。大人になった2歳女王が桜花賞馬、オークス馬不在の一戦で堂々と主役を張る。16日の中山メイン、菊花賞トライアル「第73回セントライト記念」組の大半は、12日に追い切る。注目は船橋所属の地方馬ミューチャリー。04年コスモバルク以来、15年ぶりの地方馬Vへ。矢野義幸師(68)が、その魅力を語った。 ローズS

 2歳女王復権へ、大事な秋初戦。ダノンファンタジーの背には先週に続いて川田の姿があった。序盤、頭を上げるシーン。だが、すぐに冷静さを取り戻す。直線を向いた。川田の手は動いていないが四肢が猛烈に回転した。速い!ラスト1F11秒8(4F50秒0)をマークして、オーラたっぷりに悠々と引き揚げた。

 川田は「大変さは相変わらずですし、春とは違う課題もあれば同じ課題もあります。まずは、無事に秋初戦を終えたいと思います」と慎重にコメントした。傍観者からは分からない苦労はある。ただ、そこを差し引いても魅力あふれる動きに見えた。猿橋助手は「やれば時計は出るからね。最後は気分良く伸ばした。“ガス抜きしてストレスを発散する感じで”と川田さんは言ってくれました」と解説した。一連の動きを見る限り、川田の思い通りの追い切りにはなったはずだ。

 未勝利から3連勝で阪神JFを制した天才少女。今年初戦のチューリップ賞も危なげなく快勝したが、春2冠は桜花賞4着→オークス5着と、一歩届かなかった。桜花賞では道中で壁をつくれず行きたがり、オークスではパドックでテンションの高さを露呈した。

 だが、ひと夏を越し、470キロ(前走456キロ)まで馬体は増え、迫力を増した。「体の軸がしっかりしている。太いとか動けないということもない。いい具合に夏を越せた」(同助手)。体が成長すれば、走ることが楽になって精神面でも落ち着きが出る。「デビューしてからコントロールの部分で課題はずっとあった。調教で難しい面を見せていても競馬では上手に走ってくれるから」。騎手出身の同助手はいい意味で楽観的に捉えている。

 桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーが不在。世代唯一のG1馬として迎える、牝馬3冠最終戦。ダノンファンタジーにとって負けられない戦いが始まる。

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