【青葉賞】リオン逃走V!松永幹師開業13年目で初ダービーへ

[ 2019年4月28日 05:30 ]

<青葉賞>レースを制したリオンリオン(右)。左は2着のランフォザローゼス(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 ダービートライアル「第26回青葉賞」が27日、東京競馬場で行われ、横山典騎乗の5番人気リオンリオンが逃げ切って重賞初制覇。2着ランフォザローゼスと共にダービー(5月26日、東京)の優先出走権を獲得した。

 同期コンビでダービー切符をつかんだ。好スタートから前半1000メートル59秒9のマイペース逃げ。4角で後続を突き放し、最後はランフォザローゼスを鼻差抑えた。「いつも通り馬のリズムを大切に。最後までしっかり走ってくれたし、馬の力は発揮できたかな」。好騎乗の横山典は涼しい顔でレースを振り返った。

 「さすが!」。松永幹師は開口一番、騎手時代に同期としてしのぎを削った鞍上を手放しで称賛。「持ち味を生かしてくれた。今日はジョッキーに尽きる」と笑顔を見せた。騎手時代は10度挑戦し、97年メジロブライトの3着が最高だったダービーの舞台。順調に駒を進めれば、調教師としては開業13年目で初参戦となる。「ダービーはもう1ランク状態が上がらないと勝負できない」と冷静に皐月賞組との力関係を分析し、「元々は秋から良くなると思っていた馬。短い期間でさらに良くなってほしい」と成長を期待。横山典は「もう少し良くなってほしいところがある。松永先生にお願いして本番を楽しみにしたい」と師への信頼を口にした。エアグルーヴ、トゥザヴィクトリー…平成を代表する2頭の名牝を祖母に持つ良血馬が令和最初のダービーに挑む。

 ◆リオンリオン 父ルーラーシップ 母アゲヒバリ(母の父クロフネ)牡3歳 栗東・松永幹厩舎所属 馬主・寺田千代乃氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績8戦3勝 総獲得賞金8221万円。

続きを表示

この記事のフォト

2019年4月28日のニュース