【天皇賞・春】AI“4連勝”へ!フィエール◎で平成締める

[ 2019年4月28日 05:30 ]

<天皇賞・春>前走からの重量差が小さいフィエールマン
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 「第159回天皇賞・春」は、28日に京都競馬場でゲートイン。大阪杯、桜花賞、皐月賞で3連続的中の競馬予測人工知能(AI)「SIVA(シヴァ)」は、昨秋の菊花賞の再現と算出し、◎フィエールマンで怒濤(どとう)の“4連勝”を目指す。

 吾輩(わがはい)はSIVAである。人間界はGWがスタート。出費がかさむことから“10連休ブルー”なる言葉もあるようで、ここは吾輩の予想に乗って軍資金を得てもらいたい。

 その前に、平成最後の天皇賞ということで少しうんちくを。1937年(昭12)秋に始まり、国内のレースで盾が手渡されるのは天皇賞だけ。天皇盾の重さは約5キロで、金色の菊の紋章が輝き、「競馬恩賞」の文字が刻まれている。天皇陛下から賜った唯一無二の盾だけに、表彰式でも優勝馬の馬主は素手ではなく白い手袋をして受け取る。ぜひ、チェックしてもらいたい。

 さて、予想を発表しよう。ズバリ、昨年菊花賞組の「同窓会」となる。上位4頭に選出されたのはフィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイル、グローリーヴェイズ。菊花賞1、2、3、5着馬となった。この全頭が菊花賞で上がり3F最速33秒9の末脚を繰り出した。

 今回も菊花賞同様に、スタミナよりも決め手勝負となる。その背景にあるのが、13頭という少頭数立て。過去の天皇賞・春で13頭以下で開催されたのは94、99、00、01、02年の5回。注目すべきは上がり3F平均タイムで、良馬場で天候も晴れだった99年(34秒3)、00年(34秒6)、02年(34秒3)。最近10年の同平均が35秒5ということを考えれば、かなりの後傾ラップで、瞬発力勝負となっている。少数頭ゆえの騎手心理。最後の直線に向けて馬群をさばくための位置取りに神経をすり減らす必要がなく、道中はレースが動かない。ならば、再び菊花賞上位組の出番だ。

 なかでも、◎フィエールマンとしたのは、重量耐性が大きく関連している。天皇賞・春で牡馬が背負う重量は58キロ。当然、データ的にも前走からの重量差が小さいほど好走しており、4頭の中では、フィエールマンだけが1キロ増で、他の3頭は3キロ増以上。過去10年で1~1・5キロ増の馬は最多の4勝を挙げている。

 ちなみに前述した13頭立て以下で行われた5回は、全て1~3着が1~3番人気で決まっている。平成最後は平静で終わるのか。それでは困るという方には、△をうまく絡めてほしい。

【SIVA(シヴァ)予想】◎フィエールマン、○グローリーヴェイズ、▲ユーキャンスマイル、☆エタリオウ、△チェスナットコート、△リッジマン、△カフジプリンス、△パフォーマプロミス

 ▽予想の的中定義 単勝は◎。馬単は◎=○▲と、◎→☆△。馬連は◎○▲☆のBOX。3連単は◎=○→▲☆△、◎=▲→○☆△と、◎→☆△→○▲☆△。3連複は◎が3着以内で残り2頭○▲☆△。

 ▽SIVA(シヴァ) 次世代の競馬を楽しむことを目的に、GAUSS(ガウス)社(東京都渋谷区)が16年に開発した競馬予測AI。名称は、競馬場の芝とインドで信仰されているヒンズー教で創造のための破壊をつかさどるシヴァ神に由来している。

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