【香港QE2世C】ディアドラ上昇 武豊背に豪快アクション

[ 2019年4月25日 05:30 ]

武豊
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 JRAが馬券発売を行う香港チャンピオンズデー(28日、シャティン)のG1・2競走に出走する日本馬4頭が24日、滞在先のシャティン芝コースで追い切られた。ドバイから転戦してクイーンエリザベス2世カップに挑むディアドラ(牝5=橋田)は初コンビの武豊を背に豪快なアクション。環境にも慣れ、日に日に調子を上げている様子だ。2競走は25日に枠順が確定する。

 蒸し暑い雨季の香港でもディアドラはヘコたれる様子など一切なし。芝コースで徐々にペースを上げると、直線では全身を使ったダイナミックなフォームで4F46秒5、ラスト2F20秒9でフィニッシュした。初コンタクトをとった武豊は「まず乗りやすいなと思いました。いい動きだったし、コンディションは良さそう。追い切り後の息遣いも非常に良かったです」と笑顔で感触を伝えた。ドバイターフ4着後は帰国せずに香港へ。日程にゆとりがあった分、しっかり負荷をかけられている。橋田師は「ドバイにいた頃より悪くなってはいないですよ。満足できる状態です」と納得の表情だ。

 春秋合わせて歴代最多の天皇賞14勝をマークしている「平成の盾男」は「天皇賞にも乗りたかったけど、メイショウテッコンで日経賞を勝つ前にディアドラのオファーを頂いたんです」と今年は香港を選択した。天皇賞・春より発走時間が遅いクイーンエリザベス2世Cは日本で馬券を買える“平成最後のG1”。「僕自身ワクワクしているし、相手は強いけど一発狙っていきます」。競馬界のレジェンドは海外G1制覇で平成を締めくくる。

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2019年4月25日のニュース