【天皇賞・春】グローリー 戸崎絶賛!ハンドリング良し

[ 2019年4月25日 05:30 ]

<天皇賞・春 追い切り>ブショウ(左)、グランソヴァール(右)と併せ追い切るグローリーヴェイズ(中)=撮影・郡司 修
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 【G1ドキュメント・美浦=24日】平成最後の天皇賞に遠征する関東馬は2頭。ルメール騎乗の菊花賞馬フィエールマンを◎の有力候補と考えている鳥谷越だが、もう1頭の関東馬グローリーヴェイズも大いに気になっている。フィエールマンの直後に行われた最終追い切りを、じっくりと見守った。

 鞍上に予定されていた川田の騎乗停止で、急きょ乗ることになった戸崎が手綱を取ってWコースで3頭併せ。2番手から直線では僚馬2頭の間に入り、馬なりのまま最後まで集中した走りを披露。外グランソヴァール(3歳500万)と併入、内ブショウ(4歳500万)に1馬身先着した。

 初めて感触を確かめた戸崎は「本当に乗りやすい。賢くて、やることを分かっている感じ」とハンドリングの良さを絶賛。尾関師も「そこが、セールスポイントの一つ」と同調した。さらに指揮官は「純然たるステイヤーとは言いきれないが、昔で言えばクシロキングのように、操縦性の高さでうまく競馬ができれば」と、距離不安をささやかれながらも昭和の天皇賞・春(86年)を制した往年の名馬にイメージを重ねた。

 グローリーヴェイズの3代母は3冠牝馬メジロラモーヌ。“メジロ”の馬を多く管理した大久保洋吉元調教師のもとで助手として経験を積んだ同師には、特別な思い入れがある血統だ。「平成の天皇賞といえば、まず思い浮かぶのはメジロマックイーン。血統的なつながりはないが、グローリーヴェイズもメジロ牧場が積み上げてきた血統ですから」。大レースの中でも天皇賞にこだわりを持ち、多くの名馬を輩出したメジロ牧場。その血統の底力が平成最後の盾でさく裂するか。

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2019年4月25日のニュース