蛯名 マンハッタンカフェで天皇賞・春初勝利「一番強いと信じていた」 

[ 2019年4月25日 06:30 ]

平成14年マンハッタンカフェで春初勝利をあげた蛯名騎手
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 【名ジョッキーが振り返る平成の天皇賞】幾多の名勝負、名シーンが繰り広げられた平成の天皇賞も今回がラスト。ファンの印象に残る場面を演出した名ジョッキーが、当時を振り返る。蛯名正義(50)は春3勝(秋1勝)と、淀のターフで躍動した。当時の心境を振り返った。

 ――春の天皇賞初勝利は平成14年のマンハッタンカフェだった。

 蛯名 既に菊花賞、有馬記念と強い相手を負かしていた。だから自信を持って乗った。

 ――ジャングルポケット、ナリタトップロードにマークされる形だったが。

 全く気にしていなかった。自分の馬が一番強いと信じていたし、考えることが少なくて楽なレースだった。

 ――平成25、26年はフェノーメノで連覇。1年目は同馬にとって初の3000メートル超のレースだった。

 スタミナがあってコントロールが利く馬。距離適性については心配していなかった。日経賞を勝って、馬も充実した状態でレースに入っていけた。

 ――2年目は日経賞5着からの臨戦で連覇。

 あれ以上ないと思えるくらい、うまく乗れた。きれいに前が空いたし、全てがうまくいった。それまでの2勝は自信があって、馬も勢いがあって、受けて立つ形で強気に乗った。だけどこの時は正直、何かもうひとつ足りない中でレースを迎えた。どうしたら競馬になるかを考えながらも淡々と乗った。勝った時は不思議な感覚だった。

 ――京都3200メートルのポイントは。

 総じて言えるのはリズムよく走ること。相手に惑わされず、その馬の特性や能力に合ったペースを考えながら走り切ることが大事。コーナーを6度回って直線。簡単に言えば“クルクルシュー”です(笑い)。

 ――平成最後はリッジマンで参戦。

 父(スウェプトオーヴァーボード)は短距離系だが、体形も含めそういう感じは一切ない。母系のカーリアンが出ているんでしょう。

 ――意気込みを。

 ステイヤーズSを勝った時が凄くいい状態。あの頃の出来に戻っていれば。さすがに相手が強いので大きなことは言えないが、この馬も成長したと思うので、いい走りを見せられれば。 

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