【チューリップ賞】ミスターX 2歳女王ファンタジーに安心◎

[ 2019年3月2日 05:30 ]

 中山11R・オーシャンSはナックビーナスで勝負する。昨秋のG1・2戦(スプリンターズS7着、JBCスプリント15着)は精彩を欠いたが、前走カーバンクルSを2着。牝馬としては酷量の58キロを背負いながら、復活の兆しを見せた。杉浦師は「寒い時季に良くなる馬が、真夏に激走(8月のキーンランドC1着)した。その反動が残っていた」と昨秋の敗戦を分析。その上で「しっかり立て直せたことが前走につながった」と前を向いている。 オーシャンS

 武器のスピードが生きる中山芝1200メートルは通算で【2・5・0・1】とまさに庭。今回のオーシャンSも17、18年と連続2着に好走しており、舞台設定には何の不安もない。前走から4キロも軽くなる54キロでの出走なら当然有力視だ。馬単(12)から(2)(5)(6)(11)へ。

 阪神11R・チューリップ賞はダノンファンタジーに逆らえない。言わずと知れた昨年の最優秀2歳牝馬。未勝利→ファンタジーS→阪神JFを3連勝で駆け抜け、同世代に敵なしを強烈に印象付けた。デビュー4戦中3戦がマイルで桜花賞までは安心して狙える逸材。本番と同舞台の阪神マイルで崩れる訳にはいかない。

 最終追いはCWコースで4F48秒0〜1F11秒8。折り合い重視でラップを刻み、万全の態勢をアピールした。川田は「休み明けの分、どうしても力むところがあるが、そのあたりは先週と比べると良かった」と好感触。阪神JF組は決定的な差をつけたシェーングランツとメイショウショウブのみ。他路線に強力な新勢力がいるとも思えず、ここは素直に信頼していい。馬単(1)から(5)(6)へ。

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2019年3月2日のニュース