【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】１５日阪神１０Ｒ　強力３歳世代のテーオーフォースが１０００万級も突破

　先週行われた阪神ＪＦをダノンファンタジーが制したことで、明日の朝日杯ＦＳに牝馬ながら挑戦するグランアレグリアの評価は一段とアップ。何しろ、圧勝した東京の新馬戦で２馬身置き去りにした２着馬がダノンファンタジーだ。１番人気が濃厚な朝日杯ＦＳを勝つと２歳牝馬のＧ１ホースが２頭誕生するが、最優秀２歳牝馬には直接対決で圧勝しているグランアレグリアの選出が確実。その場合の最優秀２歳牡馬は「該当馬なし」の可能性もあるが、今のところ有力牝馬の出走予定がないホープフルＳ優勝馬が史上初めて選ばれることになりそうだ。

　朝日杯ＦＳの資金を稼ぐべく、当欄で推奨するのは阪神１０Ｒ・赤穂特別。◎は伸び盛りの３歳馬テーオーフォースだ。初ダートだったデビュー４戦目を大差勝ちしたものの、５００万に昇級後は１０→５→４着とひと息の成績。その後に骨折が判明して６カ月の長期離脱となったが、復帰戦の前走では休養前とは別馬のような走りを披露。好位から最速の上がりで４馬身も突き抜けた。今週の最終追いは長めから時計を出し、久々激走の反動どころか絶大な上積みを感じさせる上々の動き。チャンピオンズＣを制したルヴァンスレーヴを頂点に、ダート路線を席巻している現３歳世代のレベルの高さも後押し。１０００万級も通過点とみた。