【フィリーズR】アレグロ整った、一瞬で僚馬抜き去り12秒5

[ 2018年3月8日 05:30 ]

併せで追い切るモルトアレグロ(右)
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 日曜阪神メイン「第52回フィリーズR」(3着までに桜花賞優先出走権)は、田辺がモルトアレグロに騎乗。福島県出身の鞍上は、レース当日の7年前に起きた東日本大震災への思いを語った。

 関東から参戦するモルトアレグロはWコースで4F52秒7〜1F12秒5(馬なり)。直線で内からロジャージーニアス(3歳500万)を一瞬で抜き去った。確認した武井師は「良かった。抜け出してソラを使わないように心掛けつつ、先(桜花賞)もあるのでやり過ぎないようにした。予定通り」と笑顔がこぼれた。

 暮れの阪神JF(5着)で激しくイレ込んだ教訓から、前走・紅梅S(1着)はレース3日前の木曜に京都へ。「着いた翌日の金曜はひどかったが、当日は我慢が利いていた。成果はあった」と指揮官。早めの輸送が奏功したことを踏まえて、今回も再び、木曜に阪神へ移動。金、土曜はパドックや地下馬道をスクーリングし、万全の態勢を敷く。「阪神は(阪神JFに続き)2度目。その点でも馬にはいいと思う」と同師は前向きだ。

 ベストの1400メートル。馬場不問で走れる安定感がセールスポイントだ。紅梅Sは好位差しの横綱相撲。指揮官は「ディープインパクトの子みたいに爆発的に切れる脚はないので、前走の乗り方でいい。ある程度のポジションは必要。結果を出して、次(桜花賞)に進みたい」と新パートナーの田辺にバトンを渡した。

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2018年3月8日のニュース