【金鯱賞】リチャード、馬なり84秒7 ミルコ「とてもいい」

[ 2018年3月8日 05:30 ]

M・デムーロを背にCWコースで追い切るスワーヴリチャード
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 最後まで気分良く駆け抜けた。スワーヴリチャードは先週に続いてM・デムーロがまたがり、馬場に登場。周りに馬がいなくなったタイミングで、鞍上がゆっくりCWコースに誘導。人馬だけの時間を楽しむかのように、終始折り合っていた。直線も馬なりのままフィニッシュ。引き揚げてきた鞍上は庄野師に身ぶり手ぶりで報告すると、集まった報道陣に口を開いた。

 「状態はとてもいい。有馬記念の時は馬もまだ若くてイレ込んだが、今はリラックスしている。時計は遅くても、折り合っていたしリズムも良い感じだった」

 この日は6F84秒7と時計は目立たないが、1週前には6F78秒4の猛時計をマークした。庄野師は「先週びっしりやっているし、速くなり過ぎないように気持ち良く走らせた。手足もしっかり伸びて、良かったんじゃないかな。今年の初戦としては十分力を出せそう」と仕上がりに満足げ。

 右回りの有馬記念は右にモタれて他馬を妨害。4着に敗れた。一方、左回りはダービー2着を含め【2・2・0・0】と完全連対中。鞍上は「左回りはいいし、調教では手前も上手に替えていた」と歓迎する。G2とはいえG1・2勝サトノダイヤモンド、G1常連ヤマカツエースなど強豪と戦うなら、ベストの舞台となるはず。スターホースを負かして、念願のG1奪取へ弾みをつける。

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2018年3月8日のニュース