【東京新聞杯】大竹師 心身成長グレーターに初タイトルを

[ 2018年2月2日 05:30 ]

大竹正博調教師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、東京新聞杯に出走するグレーターロンドンを管理する大竹正博調教師を直撃した。

 ――グレーターロンドンの前走(ディセンバーS3着)はいかにも流れが遅過ぎた。

 大竹師 はい。最初の1Fが13秒0というのはいかにも遅過ぎました。展開が向かなかっただけだと思います。

 ――G1・秋の天皇賞(前々走9着)では直線入り口で先頭に立つ競馬。

 見せ場はつくれたけど、あれは少し掛かってしまいました。

 ――折り合いを考えると距離が短縮されてある程度流れそうなマイルになるのは好材料?

 そうですね。遅い流れでも速い脚を使えるから問題ないけど、競馬はしやすいのは確かだと思います。

 ――デビュー時450キロ台だった体は最近470キロ台で安定しています。

 成長し、ここに来てちょうどいい体つきになってきました。

 ――調教ではメンコ(耳覆い)を外しました。

 このところ年齢的にも落ち着いてきたのでもう不要かな、と。競馬でも外す可能性があります。

 ――デビューから3戦は着けておらず、当時の方がスタートも出ていたように思えるのですが?

 確かに当時の方がスタートは出ていました。でもメンコのせいで遅くなったわけではありません。恐らく今回も後ろからの競馬にはなると思います。

 ――新しいパートナーの川田騎手とそのあたりの話はされているのですか?

 1週前に乗ってもらい、感触は得てくれていると思います。細かい注文を付ける気はありません。

 ――蹄葉炎で悩まれた馬ですが、そのあたりの心配はもうない?

 正直、心配がないわけではありません。でも、特殊蹄鉄を履かせたり、最大限のケアをすることで走れる状態は保てているといった感じです。

 ――重賞のタイトルが欲しいところ。

 脚元に悩まされ出世が遅れたけど、ポテンシャルは相当な馬。重賞を勝たせてあげたいですね!

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2018年2月2日のニュース