【有馬記念】リチャード“ひとっ飛び”奇麗な走りをミルコ絶賛

[ 2017年12月21日 05:30 ]

<有馬記念>M・デムーロを背に併せで追い切るスワーヴリチャード(右)
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 一段とたくましくなって戻ってきた。ダービー2着馬スワーヴリチャードは先週に続きM・デムーロが手綱を取りCWコース。僚馬(ウォーターレスター、4歳500万)を目標に3馬身後ろを追走。序盤は折り合いに専念する。3コーナーからピッチを上げると、首を上下に振り加速。直線入り口では鞍上の合図に反応して、スッと左手前にチェンジ。そこからもう一段ギアを上げ2馬身差突き放した。イメージ通りの稽古に、鞍上の表情は明るい。

 「手前を上手に替えていたし、馬も落ち着いていた。凄く奇麗なフォームで、いつも一生懸命に走ってくる。3歳だけど能力は高い馬だね」

 これまで体のバランスや、口向きの悪さもあって良績は直線右手前の左回りに集中。トリッキーな右回りの中山に、どう対応するのか。庄野師は「春に比べて筋肉量が増えて、背腰がしっかりとしてきた」と成長を口にし、その上で「踏み込みが力強くなって、左手前の替え方がスムーズになった」と進化した走りを強調する。

 M・デムーロはJRA・G1最多7勝目の記録が懸かる一戦。「相手は強くなるけど自信を持って乗りたい。勝つチャンスはあると思う」と力強い。暮れの大一番で春の雪辱を期す。

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2017年12月21日のニュース