【阪神C】イスラ軽快!馬なり12秒7で有終の美へ万全

[ 2017年12月21日 05:30 ]

<阪神C>単走で追い切るイスラボニータ
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 「第12回阪神C」(23日、阪神)の追い切りが20日、東西トレセンで行われ、引退レースとなるイスラボニータ(牡6=栗田博)が軽快な走りを披露。有終の美を飾る勢いだ。

 美し過ぎる黒鹿毛の輪郭は最後まで崩れなかった。直線で前肢を水平近くまで伸ばすチーター走法も健在だ。単走でWコース5F67秒1〜ラスト1F12秒7(馬なり)。栗田博師はイスラボニータが出した生涯最後の追い切り時計をメモすると、満足そうに笑った。「これでいい。元気いっぱいだし、フットワークもスムーズ。最後だから勝てればいいけど、まずは無事に競馬を終えて次のステージ(種牡馬入り)へ送り出してやりたい」

 14年皐月賞優勝後、G1のたびに不運に泣かされてきた。前走・マイルCS(5着)では4角で他馬にぶつけられる不利。「でも、デビュー以来、大過なく走ってくれた。偉い馬だ」。通算25戦目、昨年頭差2着に粘ったレースで重賞6勝目を挙げ、引退の花道を飾る構えだ。

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2017年12月21日のニュース