【日本ダービー】31歳丹内、トラストでダービー初騎乗に闘志

[ 2017年5月26日 05:30 ]

トラストでダービーに初出走する丹内
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 トラストでダービー初騎乗の丹内祐次(31)も、夢の舞台に闘志を燃やす一人だ。「ここまで来るのに凄く苦労した。デビューして14年。ようやく乗ることができる」。先週17日の夜に騎乗依頼を聞き、喜びをかみ締めた。デビュー3年目のときに右上腕骨を骨折。「10カ月の休養中に減量の期限が切れたことに焦り、まだ完調じゃないのに復帰。その結果やっぱり駄目で、さらに半年くらい休むことになった」。苦しい時期は想像以上に長く続いた。

 競馬学校3年生の03年、ネオユニヴァースが勝ったダービーを内馬場から見学。スタンドいっぱいの観客を見て、同期の津村と「いつかは自分たちもこの舞台に」と夢を語り合った。その夢舞台に上がる権利を手にした今。「プレッシャーはまだない。2歳の時の調教と、毎日杯で乗ってこの馬のことは分かっている。2歳時より精神的に大人になったし、落ち着いて走れれば距離は持つと思う」。真っすぐに前を見据えている。

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2017年5月26日のニュース