【梅ちゃん先生 特別編】16日中山12R ショウナンライズも鉄砲駆け

[ 2017年4月16日 08:00 ]

 速い追い切り時計を出していないことからレイデオロ不安説が流れている。だが、追い切りだけがトレーニングではない。毎日の集団常歩(なみあし)は平均の約2倍にあたる1時間半。トモを深く踏み込み、気持ちを集中させてタッタッと歩く。強じんな肉体をつくる藤沢和流の基本。3月14日の帰厩以来、馬場での調教も時計にならないキャンターを含めて12本。「追い切りこそ馬なりでも、うちの厩舎の調教は凄くハード」とスタッフが口にするスパルタトレを課してきた。

 レイデオロは祖母レディブロンドに似てテンションが高い。強い追い切りをかければ競馬の前にテンパってしまう。穏やかな気持ちで皐月賞本番を迎えるため速い時計を出さずに仕上げてきた。「こういう気が良くて、走るのが大好きな馬に強い稽古はいらない。自分で体をつくっちゃうから」と藤沢和師は言う。その言葉を裏付けるように後肢には岩のように浮き出た筋肉。年明け初戦で皐月賞を制した例はないが、勝負しようと思う。

 中山12Rのショウナンライズも鉄砲駆けだ。父ダイワメジャーの再来を思わせる筋肉ムキムキの体つき。父子の写真を合わせれば、余すことなくピタリと重なるだろう。ベスト舞台は中山マイル戦と東京1400メートル戦。パワーホースだけに開催最終日の時計がかかる馬場も向いている。

 《福島11R シャイニープリンスも休み明けから》久々を感じさせない調教の動き。昨年の福島民報杯ではヤングマンパワー(後に重賞連勝)に3馬身差で圧勝している。昨年は別定戦で57キロを背負ったが、ハンデ戦に替わった今年は56・5キロ。得意の良馬場なら負けられない。

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