【小倉大賞典】松田博師ラスト重賞制覇へ アルバート&川田信頼

[ 2016年2月19日 05:30 ]

調教を終え厩舎へ戻る松田博師

 記録にも記憶にも残る名馬を送り出してきた松田博師。小倉大賞典に送り出すアルバートドックが最後の重賞挑戦になる。

 「未勝利だろうと、重賞だろうとレースは同じ。ここまで続けられたし、もう十分。未練はないさ」

 いつもの“マツパク節”で気負いは全くない。

 最後の重賞の手綱を託すのは川田。これまでハープスターや、ラストインパクトなどに騎乗しており、コンビでJRA重賞11勝。厩舎の主戦格と言っていい。「(川田)将雅は引っ掛かっても辛抱して乗ってきてくれる」と信頼関係は深く、トレーナーが思い描く“決め手勝負”に持ち込む豪快な手腕を高く評価する。

 アルバートについても「行きたがる馬だが、無理に引っ張らなくてもいい。そのあたりは本人が考えるだろう」と全権委任。鞍上が直線で外に持ち出しムチを振るったとき、名伯楽の最終章がまた一つ新たなドラマに彩られる。

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2016年2月19日のニュース