【小倉大賞典】マイネルフロスト 蛯名、平常心で全10場重賞制覇へ

[ 2016年2月19日 05:30 ]

マイネルフロストとともに全10場重賞制覇を狙う蛯名

 「第50回小倉大賞典」ではマイネルフロストの手綱を取る蛯名正義(46)がJRA全10場重賞制覇に挑戦。史上4人目の快挙へ意欲を見せた。

 蛯名が小倉大賞典のマイネルフロストで史上4人目となる全10場重賞制覇を狙う。03年に王手をかけてから7度目のチャレンジ。2年ぶりに小倉に参戦する46歳は「あと1つだし、いい馬の依頼を頂いたから何とかしたいという気持ちはあるけど、空回りしないように」とベテランらしく気負いはない。「いつもと同じく目の前にある一つのレースという意識。チャンスがあって運があれば勝てるだろうからね」と平常心で臨む。

 フロストとは初コンビだが、1週前追い切りに騎乗。「トモ(後肢)が緩いところはあるが、そんなにクセもない。流れに応じてどんな競馬でもできそう」と感触をつかんだ。これまで同馬とコンビを組んできた松岡も「蛯名さんにはフロストについて何度も相談に乗ってもらってきた。自分が関わってきた馬で達成してくれればうれしい」とエールを送る。

 フロストにとっても14年毎日杯以来の重賞Vの好機だ。こちらはシンガポール遠征を含めて小倉が10場目の出走。コースを問わず活躍しており、5歳を迎えた今年も中山金杯2着、AJC杯4着と安定した走りを見せている。4勝中3勝を挙げている距離も魅力。すでに小倉入りして調整されており、高木師は「順調です。舞台も合いそう」と手応えを示した。G1直前の一戦で、7日にJRA通算2400勝を達成したばかりの第一人者が新たな偉業を成し遂げるか。日曜は小倉からも目が離せない。

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