【朝日杯FS】ダノンプラチナ 2歳女王アデラに続き牡馬もディープ

[ 2014年12月19日 05:30 ]

抽選突破でディープの血が騷ぐダノンプラチナ

 芦毛のディープインパクト産駒ダノンプラチナが、賞金900万円組5分の4の抽選を突破して大舞台にこぎつけた。美浦で出走を知った国枝師は「ひとまず安心しています」と安どの表情を浮かべた。

 今年から舞台が中山から阪神に替わるため輸送軽減を考え、11日から栗東トレセン入り。抽選対象にもかかわらず“攻め”の調整を続けてきた。藤井助手は「栗東に来た当初が470キロで追い切り後は478キロで体は増えている。カイバ食いも減ることなく環境に慣れています」と滞在の効果を話す。同助手は07年の有馬記念を制したマツリダゴッホも手掛けた腕利きで、出張先では付きっきりで稽古をつけた。

 水曜の最終追いは栗東CWコースで最内に入り3頭併せ。馬なりのまま6F83秒1~1F12秒5。鞍上のゴーサインに鋭く反応してシャープな身のこなし。国枝師も「馬場が悪い中でもしっかりと動けていた。以前はきゃしゃな馬だったが力をつけているね」と納得の表情だ。

 勢いある鞍上も心強い。蛯名は先週の阪神JFをショウナンアデラで今季トップのG1・3勝目を挙げた。ダノンとはデビューからコンビを組む。「ディープ産駒らしくいい瞬発力を持っている。跳びがきれいで広い阪神外回りは合っている。落ち着いて臨めれば」と2週連続Vへ力を込める。

 同舞台で行われた先週の2歳女王決定戦は出走馬唯一のディープ産駒アデラが大外一気の末脚を繰り出した。「唯一のディープ産駒+関東馬+蛯名」。今週も再現なるか、注目だ。

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2014年12月19日のニュース