3年連続南関リーディング確実も小久保師「もっともっとできる!」

[ 2014年12月19日 05:30 ]

 【地方競馬です!!】3年連続南関リーディングが確実な浦和・小久保智師(43)を前回に引き続きピックアップ。当コラムで触れたサトノタイガー(牡6)の中央G3カペラS挑戦は7番人気ながら2着だった。師は「出遅れがなければなあ…」と苦笑いしつつも「来年に向けて、だいたい思い通りに進んでいる」と続けた。

 近年、馬の限界を人間が決めつけずに探求することを目標にしてきた。マイルと1200メートルの南関重賞V後もスプリント路線で活躍する同馬だが、来年の大目標は大井2000メートルのG1・JBCクラシック。「右回りの方がより力を出せるはず」。自ら乗って馬体のバランスを確かめた今春の転入当初からそう感じていた。G1・2着馬の15年シーズンが楽しみだ。

 18日現在で南関123勝。12年に打ち立てた南関年間最多勝利数131に迫っている。そして来週は最後の地元開催(22~24日)。一昨年は「これなら抜かれないだろう」と自らに強いプレッシャーを与え、苦しい思いをして積み上げたものだという。「自分でも超えられないと思っていた。(勝ち鞍に関しては)気楽だったのにここまで来た。やればもっともっとできるんだということが分かった」。まだ見えぬゴールへ、小久保厩舎がノンストップで歩を進める。 (池田 裕文)

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2014年12月19日のニュース