【下関・チャレンジC】太田、コンマ18トップS決め完勝!

[ 2014年12月1日 05:30 ]

タレントの重盛さと美から花束を受け取り、優勝した太田和美は笑顔

 下関のSG「第17回チャレンジカップ」は30日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の太田和美(41=大阪)がインからトップSを決めて逃げ切り勝ち。昨年のグランドチャンピオン以来7回目のSG制覇を飾った。優勝賞金2500万円を手に入れ、今年の獲得賞金は1億円を突破。賞金ランク2位に浮上し、平和島で行われるグランプリ(賞金王決定戦、18~23日)第2ステージ初戦の1号艇を手中に収めた。

 コンマ18のトップS。うねりを寄せつけないコーナーワーク。太田が完璧なイン戦で7度目のSG制覇を決めた。「1Mを回って誰も周りにいなかったので勝利を確信した」。その余裕は最後のしぐさにも現れていた。右手を額の近くに挙げる中途半端な?ポーズでゴール。「トクちゃん(徳増秀樹)の敬礼ポーズをパクるはずだったが恥ずかしくて、ようできんかったわ」。ちゃめっ気たっぷりの笑顔を見せた。

 この優勝により、賞金ランクは6位から2位へ。グランプリ3日目に行われる、第2ステージ初戦の1号艇を獲得した。「昨年、一昨年はリズムを落とした状態でグランプリに行っていた。この3年間で最高のリズムで行けると思う」。16年ぶり2回目のグランプリ制覇へ、確かな手応えをつかんだ。

 最近は趣味のゴルフを封印。「レースに集中している。ゴルフの調子が悪い時はボートの調子が良い。それでいい」。グランプリ開催地である平和島で今年、周年記念を制した太田。水面に好印象を持って臨めるのも大きい。頂上決戦へ向け、流れは確実に太田に向いている。

 ◆太田 和美(おおた・かずみ)1973年(昭48)1月6日、長崎県生まれの41歳。大阪支部所属の69期生として91年11月、住之江でデビュー。その節にいきなり優勝戦に乗り5着。「怪物くん」の称号を得る。G1初Vは96年の若松周年記念。G1優勝は14回。SG優勝は今回で7度目。通算65回目の優勝。同期には田中信一郎、仲口博崇、三嶌誠司ら。1メートル66、51キロ。血液型A。

 ◆次走 優勝した太田和美、浜野谷憲吾、吉田俊彦の次走は4日からの大村G2モーターボート誕生祭。服部幸男、山崎智也、池田浩二、田村隆信、丸岡正典らが出場。菊地孝平、井口佳典は9日からの芦屋G2MB大賞。今村豊、白井英治、毒島誠、桐生順平らが出場。茅原悠紀は6日からの福岡スポニチ杯。今村暢孝、桑原悠、中田竜太らと優勝を争う。

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2014年12月1日のニュース