【笹川賞】悲願へ!菊地、好枠から逆襲だ!

[ 2012年5月24日 06:00 ]

<笹川賞>悲願の地元SG初Vへ巻き返しを図る菊地

 初日ドリーム戦を6枠ながら鮮やかなまくり差しで制した地元エース格の菊地孝平(33=静岡)。このまま波に乗っていくかと思われたが、期待された2日目は4、4着と予想外の結果。2日目終了時点で得点率11位まで順位を下げてしまった。悲願の地元SG初Vを決めるためにも、共に好枠で迎える3日目5、11Rは気合を入れ直して臨む。

 文句のつけようがない滑り出しを決めた初日の菊地からは信じられない2日目のレース内容だった。確かに、2日目はインを中心とした内寄り有利の水面傾向ではあったが、それでも2走とも舟券の対象から外れてしまう光景をファンは見たくなかったはずだ。

 前半2Rは「1Mで迷ってしまった」と中途半端なターンで主導権を握ることができなかった。「朝は感触が悪かった」と足色面の原因も考えられるが、油断したと思われても仕方がない。後半8Rも絶好の4カドに持ち込みながら不発。「ペラを叩いたらそれなりの感触には戻っていた」(菊地)状態なら、きょう3日目以降は軌道修正してくるだろう。「もう少し伸びをつけたい」とまだ納得レベルの足には到達していないが、ドリーム男のプライドに懸けても、地元水面で何度も失敗はできない。

 前述の通り、2日目は1コースが8勝2着3回と、完全に「イン天国」の傾向だった。全体的に風が穏やかだったこと、選手がスタート勘をつかんできて横一線のスリットが増えたことなどが原因として考えられる。そんな状況で、明らかに上位クラスのパワーを誇っているのは坪井、西島、松井の3人。さらに横沢、石渡、重成、井口、渡辺ら得点上位勢もパワーの裏付けは十分だ。SG初出場の松田も大いに存在をアピール。

 一方、SGタイトルホルダーの湯川、山崎、浜野谷、池田、赤岩、今村らは予選突破へ1日早い勝負駆けを強いられる状況に追い込まれている。

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2012年5月24日のニュース