【阪神大賞典】悪童に苦笑い 池添「外に行ったろ、って顔してた」

[ 2012年3月19日 07:43 ]

<阪神大賞典>オルフェーヴル(右端)の3コーナーでの状況
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 今年の始動戦となった「第60回阪神大賞典」でファンを驚かせたオルフェーヴル。勝負どころの2周目3コーナーで大きく逸走したがそこから盛り返し、最後は半馬身差2着となる驚異の走りを見せた。

 池添は逸走時の様子を「耳が外に向いて外に行ったろ、って顔をしてた。1頭でポツンとなると曲がろうとしなくて」と悪童ぶりを説明した。新馬戦、3冠を達成した菊花賞のレース直後と同じように鞍上の制御を振り切って逆手前(軸脚が反対)のまま真っすぐ進んだ。池添は落馬しないようにするのが精いっぱいだった。

 他馬より200メートルは余分に走った。だが、このクセ馬は常識を破る。「馬を内側に見つけると追いかけていった」のが急加速の真相。目撃した誰もが「あの逸走後に2着なんて怪物だよ」とあっけに取られていたほどだった。

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