父の管理馬で息子が決めた!高橋父子が有終V

[ 2012年2月27日 06:00 ]

<中山10R>ニシオドリームで自身の引退レースを制した高橋亮騎手(前列右端)は騎手仲間や家族と笑顔で記念撮影

 競馬の神様がほほ笑んだ。中山10R・ブラッドストーンSを制したのは、この一戦を最後にムチを置く高橋亮(34)のニシオドリーム。同じくラストランの父・隆師の管理馬で鮮やかな有終Vだ。「騎手として一番いい形で最後を飾れた。きょうは家族も観戦に来ていたので本当にうれしい」。直線で一瞬前が詰まったが外に持ち出すとひと伸び。先頭でゴールを駆け抜けた。「今後は調教師として、このような走る馬を育てていきたい」。阪神で見届けた父も感無量だ。「息子が騎乗して最後に勝てたことは素直にうれしい。馬主の方々に支えられ、ここまでやってこれた。本当に感謝しています」。そして「この厳しい時代ですが辛抱して頑張ってほしい」と息子にエールを送った。

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