【阪急杯】マジン初重賞V!次走高松宮記念へ弾み

[ 2012年2月27日 06:00 ]

直線で抜け出し快勝したマジンプロスパー(左)

 「第56回阪急杯」は「大魔神」こと佐々木主浩氏が所有するマジンプロスパーが好位から抜け出して重賞初Vを飾った。

 狙い澄ました阪神7Fで初タイトル獲得だ。好位で折り合ったマジンプロスパーは絶好の手応えで直線へ。早々と抜け出すとラチ沿いに進路を取り、力強く坂を駆け上がる。迫るスプリングサンダーに1馬身半差をつけ重賞初制覇のゴールに飛び込んだ。

 浜中がパートナーの力走を称えた。「きょうはゲートを出たなりで、との指示。スムーズに折り合って、いいポジションで流れに乗れた。最後は前の馬が止まって抜け出すのが早くなったが、何とか頑張ってくれた」

 前走・シルクロードS(8着)で休み明けをひと叩き。中間は馬場が重いCWコースでハードな追い切りを重ね、数字はマイナス2キロでも馬体は見違えるほど引き締まっていた。阪神芝1400メートルは昨年6月に平場1000万を1分19秒9で逃げ切り、サクラバクシンオーが94年スワンSで刻んだコースレコードに並んだ実績がある。あの勝ち時計はダテではなかった。調整過程、舞台設定、展開、と歯車がガッチリかみ合った結果がこの勝利。レース後、検量室前では中尾師、調教パートナー・宝来助手、柴田厩務員が満面の笑みで人馬を出迎えた。トレーナーが喜びを伝える。「パンパンの馬場の方がいいタイプだから下が緩くてどうかと思ったけど、それでも勝ったのは力をつけている証拠。体質が弱くて(未勝利を勝てず一時は)名古屋にも行ったけど強くなったよ」

 デビュー当初からいずれオープンへと期待された素質馬が紆余(うよ)曲折を経て、ついに重賞ウイナーへ。こうなればもうG1を狙うしかない。次走は高松宮記念(3月25日、中京)。「きょうの競馬なら威張って行けるね」と中尾師。短距離路線に彗星(すいせい)のごとく現れた5歳馬が頂点を目指してさらに加速していく。

 ▽マジンプロスパー 父アドマイヤコジーン 母ハリウッドドリーム(母の父バブルガムフェロー) 牡5歳 栗東・中尾厩舎所属 馬主・佐々木主浩氏 生産者・北海道新冠町ハシモトファーム 戦績16戦7勝(うち中央9戦5勝) 総獲得賞金9602万8000円。

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