【賞金王決定戦】池田、エース機!「悪い部分ない」

[ 2011年12月22日 06:00 ]

<賞金王決定戦>エース機をゲットした池田

 2強に明暗!優勝賞金1億円を懸けた今年の総決算「第26回賞金王決定戦」(SG)が22日、ボートレース住之江で開幕。トライアル1回戦の1号艇には今年の賞金ランキング1位・瓜生正義(35=福岡)と2位の池田浩二(33=愛知)が陣取る。11Rに登場する池田は最高2連対率エンジンを獲得し、気配も抜群。一方、12Rの瓜生は平凡機を引き、自慢の調整力でどこまで立て直せるか。

 池田は今年、笹川賞と全日本選手権のSG2V。G1でも2度の優勝を飾った。賞金トップの瓜生には1万8000円(1日当時)及ばなかったものの、3位の重野に6000万円以上の差をつけての2位。今年の成績には文句のつけようがない。だが、1年を振り返る池田は不満顔だ。「SG(の結果)が全てじゃない。それに、いい時もあれば悪い時もあった。オーシャンCやチャレンジCでもそうだったが、足負けすることが目立った」と調整力不足を課題に挙げた。

 しかし、今節はエンジンがカバーしてくれる。最高2連対率機80号を獲得したからだ。前検タイム測定でも6秒42の1番時計をマーク。「班でも一緒くらいはあったし、今のところ悪い部分がない。伸びなくてもいいからターン回りを良く仕上げたい。調整はペラだけ」とエンジンには早くも合格点を与えた。

 81期生の卒業記念競走チャンプで、デビュー5年目にG1初制覇。その1年後にはSG初Vを達成するなど、高度な旋回技術を武器に早くから実績を積み上げてきた。ターンの天才にエース機が加われば、鬼に金棒。池田が初めて黄金のヘルメットをかぶる日は刻一刻と近づいている。

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2011年12月22日のニュース