【水沢】11カ月ぶりの開催…明るい水沢が戻った!

[ 2011年12月21日 06:00 ]

震災被害から復活した水沢競馬場のパドック

 震災で施設に甚大な被害を受けた岩手・水沢競馬も今月10日に復活した。1月10日以来、11カ月ぶりの開催に開門前から行列ができ、初日の本場入場は前年比175・5%(3189人)、同売り上げは148・8%(3217万2900円)とファンも待ちに待った日だった。

 テレトラック(場外発売施設)は震災時3、4階の天井が崩落した。昔ながらのメーンスタンドも、目に見えない部分に大規模な復旧工事が施されている。奥州市在住で競馬歴38年の男性(58)は「(5月の)場外発売再開後すぐは下を向いている人も多く、暗い雰囲気だった。でもきょうは違う。女性や家族連れも多く、明るいね」とパドックで笑顔を見せた。近隣からたまに家族で訪れる30代男性は「以前と変わらぬ光景で競馬をやっていることに驚きを感じる」と語った。25日には有馬記念も場外発売。来春は、今年見ることができなかった見事な桜並木に囲まれての競馬も復活する。

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2011年12月21日のニュース