飛躍の11年へ ユキチャンが残した“絆と誇り”

[ 2011年1月7日 06:00 ]

最後の勝利となった10年TCK女王盃でのユキチャン

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 重賞3勝を挙げたユキチャン(牝6=川崎・山崎)が昨年暮れに引退。故郷ノーザンファームで繁殖生活に入ることになった。白毛のアイドルホースはファンの記憶に残るだけでなく、スタッフの意識も変えていった。

 宛名「大井競馬場・ハイセイコー」だけでファンからプレゼントが届いたのは有名な話だが「川崎競馬場・ユキチャン」でも同じことが起きた。「こちらの想像以上にファンが多く、プレッシャーが大きかった。重賞を勝ったときはとにかくホッとしたね」と山崎師は振り返る。

 これまでにない注目度。だが、そのプレッシャーはいい意味で緊張感を生み、厩舎の結束力を強めた。担当の柳田厩務員の「いろんな人とのつながりが見え、自分もプライドを持って仕事をすることができた」という言葉は全員を代表する思いだろう。ユキチャンの存在は、過去4度の川崎リーディングがありながら近年は足踏みが続いた山崎厩舎が再びリーディング争いに加わる原動力にもなった。

 開業以来最多の年間52勝(重賞2勝)を挙げた10年の勢いそのままに、11年最初の重賞をボランタスで制した山崎厩舎。才色兼備のアイドルが起こした意識改革は、今年、リーディングを獲得してこそ実を結ぶ。(秋田 麻由子)

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