【有馬記念】同世代が刺激エイシンフラッシュ

[ 2010年12月21日 06:00 ]

 【G1ドキュメント・20日】有馬ウイークを迎えて、独特の緊張感が漂う栗東トレセン。出走馬を管理する陣営にとっては全休日でも気が抜けない。坂田はこれまでの取材で関係者から何度も「今年の3歳馬は強いし勢いがあるね」というコメントを耳にしていた。出走予定馬をみると3歳馬は16分の7。ダービー上位馬がほぼ顔をそろえている。やはり気になるのは世代の頂点に立ったエイシンフラッシュ。厩舎作業の合間を縫って質問に答えてくれた久保助手も同世代の活躍が刺激になっている様子だ。

 「他の馬も結果を出していますし成長力を見せていますよね。この馬もこれでは終われないという思いは強いですよ」
 ジャパンカップ(8着)は先行したが前に壁をつくれず、脚をためることができなかった。「ハミが抜けずにフワーッと行ってしまいましたね。道中で折り合えれば違うと思う。コーナーをうまく利用できれば」
 中山では京成杯を勝っているし、皐月賞も3着。「コース相性はいいと思います。あと何より状態がいいですから」
 7番人気での勝利で観客をあっと言わせたダービー同様、年末の大一番で大仕事を果たすか。笑顔で締めくくった久保助手はそう言い残して厩舎作業へと戻っていった。

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2010年12月21日のニュース