【賞金王決定戦】菊地、願ったり4号艇!カドで本領

[ 2010年12月21日 06:00 ]

3度目の賞金王決定戦で頂点を目指す菊地

 三度目の正直で、いざ頂点へ。SG「第25回賞金王決定戦」は20日にトライアル1回戦が行われた。05、09年に続く3回目の賞金王参戦となる菊地孝平(32=静岡)は1回戦12R、大外6号艇の不利をはねのけ3着に好走。21日の2回戦12Rは4号艇。カドも見込める艇番だけに、1号艇・湯川浩司にとって最大の強敵となる。賞金王シリーズは21日に予選最終日を迎える。3日目終了現在で山崎智也が得点率トップに立っている。

 S巧者の菊地が本領発揮できるセンター枠を獲得。TR2回戦12Rで湯川のインを脅かす。
 「試運転では伸びが強め。実戦ではグリップ感もあった」と、本体は期待通りの動きだ。「1回戦はダッシュ用のペラで行った。スロー用のもあるので、また考えます」。今垣の前付けも視野に入れた調整に取りかかるが、どちらにしても「もっと出そうな感じがある」と、上積みは必至だ。
 予選落ちした過去2回を振り返り、「悪かった点は分析してきたつもり。ゼロ台が踏み込めるようしっかり練習しておく」と続けた。菊地にとって集大成ともいえるカド戦になりそうだ。
 池田も評判のエンジンだけあって手応えはバッチリ。1回戦は2周2Mの接触で着を落としたが、伸び、グリップ感ともに好感触で十分に巻き返せる気配。攻める姿勢の菊地マークから展開を突くレースが有力。Sの行き足がしっかりしている湯川もインから応戦可能だ。
 11Rは再度2コースに挑戦する山口に注目。1回戦は「1M構えすぎた。前検日のいい感触はあります」と、敗因はつかんでおり、イン先マイの浜野谷にバックで迫れるパワーだ。石野は初日の1着で精神的に楽になり、今後もパワー以上の走りが期待できる。

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2010年12月21日のニュース