【関屋記念】鹿戸雄師が自信“夏の新潟娘”エフティマイア

[ 2010年8月6日 06:00 ]

エフティマイアで関屋記念に挑む鹿戸調教師

 ターフライターの平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」。関屋記念にエフティマイアを出走させる鹿戸雄一調教師(48)の胸の内に迫った。追い切りは坂路でコスモピクシーと併せ馬。馬なりのまま軽快なフットワークで楽に併入した。3戦2勝と得意な新潟で復活を期す。

 ――エフティマイアの最終追いは坂路で併せ馬。
 鹿戸雄師 1頭、先に行かせて最後だけ併せる形。いつも通りの調整ができました。時計的(4F52秒7)にもイメージ通りだったし、動きそのものも良かった。順調に仕上がったと思います。
 ――前走(函館、巴賞15着)の追い切りは美浦。
 福島の七夕賞も視野に入れていたので美浦で追い切りましたが、結局、確実に出走できる函館へ持っていったのです。
 ――函館まで輸送しながらプラス24キロ(466キロ)。今年初出走で太かった?
 函館に輸送する前、美浦で量った時も466キロ。思ったほど減ってくれず、立派な体のままでした。
 ――その理由は?
 夜中の涼しい時間帯に輸送したのと、函館に着いてから2日ほど余裕があったせいだと思います。普段の直前輸送だと10キロくらいは減る馬なんですけどね。
 ――外枠で終始外を回らされ、最後は失速。
 外枠も多少は影響があったかもしれません。でも、それ以上に長期休養明けで立派な体だった分、最後は止まってしまった感じでした。
 ――それでも4角で先頭に立とうかという競馬。
 はい。内容的には悲観するものではなかったと思います。
 ――転厩前も含め、新潟は3戦2勝と実績がある。
 そうですね。新潟コースのどこが合うのか具体的には分かりませんが、いずれにしろ実績を残している点は心強いです。
 ――夏場がいいという可能性もある。
 それもあるかもしれません。暑い時季でもカイバを食べなくなることはないし、夏負けしないタイプなのは間違いありません。
 ――新潟2歳S勝ちに桜花賞2着。マイルも合う。
 みたいですね。オークスこそ2着に来たけど、その後、長距離戦ではいまひとつ。1600メートルくらいがいいのかもしれません。
 ――以前は時々折り合いを欠くこともありました。
 前走を見る限り、今はそういった心配はなさそうです。前走より10キロくらい減ってくると思うし、久々にいい競馬ができることを期待しています。

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2010年8月6日のニュース