ブラボーデイジーの繊細さが招いた落鉄

[ 2010年5月19日 09:40 ]

馬房でカメラ目線のブラボーデイジー

 ウマドル・桜井聖良が16日に行われたヴィクトリアマイルを取材した。レース前に落鉄し力を出せず8着に敗れたブラボーデイジーを管理する音無秀孝厩舎の蛭田厩務員を直撃した。

レース結果

 5月16日。2強対決で大注目だったヴィクトリアマイル取材のため私は東京競馬場を訪ねました。みなさんの期待を裏切らずブエナビスタが見事優勝!そこで主役にインタビューするかと思いきや?!8着ブラボーデイジーにインタビューしてきました。2月の川崎競馬場で行われたエンプレス杯での走りを見て、スタミナが増した印象を受けたこのお馬さん。ヴィクトリアマイルでは不運の落鉄で8着。一体何があったのでしょうか。レース後に、厩務員の蛭田さんにブラボーの性格も含めてお話をうかがいました。

-レース直前に落鉄をしてしまい大変でしたね。

蛭田「馬が暴れてしまって、馬場に出る直前に落鉄してしまいました」

-釘ではなく接着剤で鉄蹄を固定してるのですか?

蛭田「そうですね。ブラボーデイジーには釘で打ち込むタイプでなく、接着剤タイプを使用しているので落鉄しても釘で固定出来ないですからね。一応つけなおしたものの、結局レースはほぼずっと、落鉄したままで走っていました」

―力が出し切れず終わるのは悔しいですね。

蛭田「でも、相手も強いし今回のは色々としょうがなかったかな」

―ブラボーデイジーは結構繊細な性格なんですか?

蛭田「音とかには敏感ですね。今日のパドックも途中までは大人しかったのですが、(パドックを映す)スクリーンを見てからイレ込んでしまって」

-エンプレス杯で優勝した時に思いましたが、スタミナがどんどんついてきていますね。

蛭田「実はデビューして2戦目でダートを使ってたのですが全くダメで、ダートは合わないんだなと思っていたんですけどね。スタミナがついていっている証拠でしょうかね」

-(ブラボーデイジーを見ながら)それにしても大きいですよねー。

蛭田「ブエナビスタとかと比べるとびっくりしちゃいますよね(笑)繊細だけどカイバ食いがおう盛なので、すぐ疲れも抜けてくれるんですよ」

 落鉄で力が出せず、ブラボーデイジーの関係者の方々もしょんぼりしているのかと思いきやみなさんさわやかでびっくりしました。もうすでに頭は次のレース。という感じでしょうか?ブラボーデイジー、次は全力で走れるといいね!(馬バカのウマドル 桜井聖良)

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2010年5月19日のニュース