豪2大スター初激突!“稲妻決戦”

[ 2009年1月29日 08:06 ]

 【合田直弘の海外ターフ事情】グローバルスプリントチャレンジの開幕戦となるライトニングS(G1、1000メートル)が今週土曜にフレミントン競馬場で行われるが、ここで予定されている豪州における2大スターの初対決が、大きな話題を呼んでいる。かたや、6歳馬(南半球の年齢換算。以下同じ)のアパッチキャット。昨年のこのレースを含めて、昨シーズンだけでG1・5勝。豪州のチャンピオンスプリンターに選出された、この路線の押しも押されもせぬトップホースである。勝ち馬から首+首という小差の3着に惜敗した香港スプリントから帰国後、ここが09年の初戦となる。こなた、4歳馬のウィークエンドハスラー。3歳だった昨シーズン、1200メートルから1600メートルの距離でG1・6勝を挙げ、3歳馬としては11年ぶりの豪州年度代表馬に選ばれた大物だ。今季前半は、メルボルンCを視野に入れて2000メートルを超えるレースに挑んで失敗。2カ月半の休養を挟んでの再出発となるのがこのレースである。

 先日発表されたワールドサラブレッドランキングでも、芝スプリント部門の世界2位と3位にランクされた大物同士の激突で、20年前につくられた55秒5というフレミントン1000メートルのレコードが破られる可能性もささやかれているライトニングSの結果に注目したい。(競馬評論家)

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2009年1月29日のニュース