ローレルゲレイロ2週連続1番時計/東京新聞杯

[ 2009年1月29日 06:00 ]

<東京新聞杯>四位を背に坂路を駆け上がるローレルゲレイロ

 「第59回東京新聞杯」(31日、東京)組の追い切りではローレルゲレイロが同一重賞連覇へ向けて1番時計をマークした。

スポニチ競馬モバイルTOPページリニューアル

 もはやおなじみとなったローレルゲレイロの快走ショー。栗東の“坂路大王”がまたしても圧巻の1番時計だ。1本目を4F65秒8~1F16秒0で軽く流すと、2本目で鞍上が四位へスイッチ。整地されたばかりのきれいな馬場を、行きっぷり抜群に駆け上がる。4F51秒0~1F12秒8。28日に栗東坂路で調教した980頭の中で最速のタイムを叩き出した。21日(4F51秒8)に続き2週連続で1番時計をマークした快速ぶりに四位も脱帽だ。
 「相変わらず絶好調って感じの動きだったね。元気いっぱい。乗っていてそんなに速くは感じないんだけど時計が出る。本当にいいものを持っているよ」
 初の海外遠征となった前走の香港スプリントは8着。結果を残せなかったが、遠征の疲れどころか、気配はまさに上昇一途。昆師も満足そうに目を細めた。
 「外国から帰ってきてもゲッソリせず、太いぐらいだったから仕上げやすかった。海外に行ってもこたえる馬じゃないと思っていたけど、予想通りだね」
 青鹿毛の馬体はピカピカに黒光り。トモ(後肢)の筋肉の張りも文句なし。少なくとも体調面には何の心配もない。
 「欲目で見てしまうんだけど、去年よりさらにパワーアップしているように思う。今はトモの張りが凄いね。(12月の阪神Cから臨んだ)去年と臨戦パターンが違うから何とも言えないけどG1でも崩れない馬。このメンバーなら何とかしてほしい」と続けた。
 “最強の1勝馬”というありがたくない称号を返上したのが、鮮やかに逃げ切った昨年のこのレース。今年の有力馬の多くを昨年負かしている。ハナを切る形がベストだが、もちろん、控える競馬も可能。連覇に向けて視界は良好だ。

続きを表示

2009年1月29日のニュース