【郷ひろみあいさつ全文】あなたは先生だった。あなたは誰よりも僕のファンでいてくれた

[ 2026年1月18日 05:20 ]

歌手の郷ひろみ
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 歌手の郷ひろみ(70)の母で12日に亡くなった原武輝代(はらたけ・てるよ)さん(享年92)の告別式が17日、東京都品川区の桐ケ谷斎場でしめやかに営まれた。

【郷ひろみあいさつ全文】
 本日は、母、原武輝代の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございました。

 母は、1月12日午前7時12分、92年の人生に別れを告げ天国へと旅立ちました。これまでにたくさんのご厚情をいただきましたこと、本当にありがとうございました。

 母との別れに際して、手紙を書きました。これが母への最後の手紙となります。みなさまには、少しばかり母のことを想(おも)い浮かべていただければ幸いに存じます。

 拝啓 原武輝代様
 あなたの躾(しつけ)は本当に厳しかった。僕が郷ひろみになる前から、ずっとずっと。

 「簡単に弱音を吐いたら、お母さんは怒るよ!」

 あなたの笑顔が見たいから、僕は頑張ることを覚えました。

 「自分に足らないものがあるなら、黙って学びなさい」

 あなたを哀(かな)しませたくないという想いが、僕に向上心を芽生えさせました。

 「人を妬(ねた)まないこと。すべての結果は自分の中にあるから」

 僕は人と比較はしない。自分を強く持たなければ人を幸せにできないと教えてくれたのは、あなただから。

 「ファンのみなさんがいなければ、あなたは何者でもないんだよ」
 「そんなことわかってるよ」
 「だったら、今よりもっともっとファンを大切にするという気持ちを、毎日、積み重ねていきなさい。あなたの歌を心待ちにしている人たちのことを想いながら。それが郷ひろみという人間よ」

 いくつもの教えは、人として“当たり前”のことばかり。あなたは、そんな“当たり前”の大切さを、大人になった僕に、時に言葉で、時に手紙で伝え続けてくれた。

 あなたは先生だった。あなたは誰よりも僕のファンでいてくれた。そして僕のたったひとりのおふくろだった。

 永い眠りについたあなたの姿は美しく、やさしかった。

 お母さん、どうか天国で安らかに過ごしてください。僕はもうしばらく、あなたと歩んできた道の先へと歩き続けるから。

 最後の行には、僕の、いちばん大切な言葉を綴(つづ)ります。
 あなたがいたから僕がいた こころの支えをありがとう

 あなたの息子 原武裕美より

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