渡辺九段 JT杯で準決勝進出「マジックのよう」と解説の中村九段 次戦で1年ぶり藤井王将戦

[ 2025年8月16日 18:26 ]

渡辺明九段
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 将棋の渡辺明九段(41)が16日、新潟市で連覇を目指すJT杯2回戦に臨み、山崎隆之九段(44)に171手で勝利した。振り駒の結果、先手になり戦型は矢倉へ進んだ。渡辺は金矢倉、山崎は雁木(がんぎ)に構え、お互いに王が入城する前に戦いが始まった。先行したのは山崎で、右桂を活用して銀桂交換に成功。さらに駒台に金と銀2枚を置いた92手目から渡辺王の頭上へ金を打ち込んで寄せに入った。

 ところが渡辺が決め手を与えず、3度の打ち歩などから反撃開始。相手に渡してもダメージの少ない小駒で細い攻めをつなぐ。そして117手目、王手金取りの角打ち。攻守を入れ替え、山崎を投了へ追い込んだ。

 渡辺は12日のA級順位戦を発熱による体調不良で不戦敗とするなど連敗中だったが、復調を印象づけた。次戦、10月12日の準決勝で藤井聡太王将(23)=名人など7冠=と対戦する。藤井との対局は昨夏、渡辺が挑んだ王位戦7番勝負以来で1年ぶりとなる。

 「押され気味の展開。粘れればと思っていた」。逆転勝利を淡々と振り返った渡辺に対し、優勢の将棋を落とした山崎は「決めないといけないところを決め損なった。ちょっと、今後どう生きていこうかという感じです」と落胆。解説を務めた中村修九段(62)は「どこが勝負所だったのか。マジックのような将棋でした」と熱戦を振り返った。

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