「旅と日々」ロカルノ国際映画祭で金豹賞 日本映画で18年ぶり快挙 シム・ウンギョン、河合優実ら出演

[ 2025年8月16日 23:09 ]

ロカルノ国際映画祭で「旅と日々」の上映に立ち会った(左から)シム・ウンギョン、三宅唱監督、河合優実(提供写真)
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   スイスの第78回ロカルノ国際映画祭の授賞式が16日行われ、三宅唱監督(41)の「旅と日々」(11月7日公開)がグランプリに当たる金豹賞を受賞した。日本映画の同賞は、1954年の衣笠貞之助監督「地獄門」、61年の市川崑監督「野火」、07年の小林政広監督「愛の予感」以来、18年ぶり4度目の快挙。

 三宅監督はトロフィーを受け取り、客席にいた主演のシム・ウンギョン(31)、共演の河合優実(24)に視線を向け「出演者は美しい仕事をしてくれた。ここに来ていないスタッフ、キャスト全員に感謝したい」と喜びをかみしめた。

 漫画家つげ義春(87)の「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」が原作。執筆に行き詰まった脚本家が雪深い山の宿の主人との出会いを通して人生と向き合っていく物語だ。15日に公式上映が行われ、三宅監督は「他者への不寛容や恐れが広がる世界で、他者同士がどんな時間を過ごせるのか別の可能性をつくりたかった」と製作意図を語っていた。

 ▼三宅唱監督 ロカルノ国際映画祭、審査員の皆様、選考委員の皆様、すべてのスタッフ、そしてすべての観客の皆様に心から感謝申し上げます。 そしてなにより、この映画に多大なインスピレーションを与えてくださったマンガ家のつげ義春さん、ならびにふたつのマンガの映画化を許諾してくださったつげ正助さんに心から感謝申し上げます。とても驚いています。いい言葉がみつかりません。一緒に働いたすべての俳優、すべてのスタッフの本当に美しい仕事が、このロカルノの地で評価されたことを心から光栄に思います。ぼくらは最高のチームです。 この映画をつくるまえ、最悪なことがたくさん起きているこの世界で、一体映画になにができるか、深く悩んでいました。 ただ、この映画を撮りはじめて、私は映画そのものに対する愛や信頼、そしてこの世界への愛をふたたび感じることができました。完成した映画を通して、多くの方とそれを共有できるなら、とても幸せです。

 ▼シム・ウンギョン
 旅と日々で、李を演じることができて光栄に思います。 監督に頼りながらスタッフの皆さんと一緒に旅したゴールがロカルノでとても、とても嬉しいです。 審査員の方々、最高です!

▼河合優実
びっくりして声が出ました。 三宅唱監督、本当におめでとうございます! 皆で映画を作った道のりのすべて、初めて完成を観た瞬間、ずっと心を奪われ続けたこの作品が冠をいただき、心から嬉しいです。 関わってくれた全ての方と喜びを分かち合いたいです。

 ▼高田万作
 作品の魅力が国や言葉を超えて届いたことを誇りに感じます。 三宅監督をはじめチームの情熱と挑戦が、さらに大きく羽ばたくことを願ってやみません。 こうして素晴らしい作品に関われたことを光栄に思います。

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