伊藤叡王 “古巣”三軒茶屋将棋倶楽部を笑顔で訪問「毎回来るたびに初心に返れます」

[ 2024年8月3日 05:00 ]

三軒茶屋将棋倶楽部に凱旋した伊藤匠叡王(右)と、生徒の伊藤耀彌一さん(中央)、伊藤の師匠の宮田利男八段(左)(撮影・小田切 葉月)
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 将棋の伊藤匠叡王(21)が2日、自身が将棋を始めた“ふるさと”である東京・三軒茶屋将棋倶楽部を訪問した。藤井聡太王将(22)=7冠=からタイトルを奪取してから初凱旋。「毎回来るたびに懐かしさや安心感を覚える。初心に返れます」と笑顔を見せた。

 この日は世田谷区の保坂展人区長(68)から、区の文化芸術の発展に貢献したとされる表彰が同道場で実施。保坂氏は「世田谷で生まれ育った伊藤叡王の活躍は、子供たちにとって刺激になる思う」と期待する。その言葉通り、新叡王が登場すると道場にいた子供たちは大喜び。ツーショットやサインを求め、伊藤は快く応じていた。道場に通う小3の伊藤耀彌一(てるみち・9)さんは「叡王が来た!ってうれしくなった。もっと将棋が楽しく指せそう」と声を弾ませた。

 藤井とのタイトル連戦が一区切りつき、「気持ちは楽になった」という伊藤。現在は「しばらく藤井さん対策で戦型が偏っていたので、今はバランス良くいろいろな戦型の研究をしている」そうで、これまでと変わらず将棋漬けの日々を送っている。一方、週刊誌で本格的な撮影に挑戦するなど変化もあったといい、「カメラを見るのが大変でした」と笑った。

 栄冠を手にした後も自然体に、ひたむきに強さを求め続ける。「目の前の一局に集中して、またタイトル戦に臨めるよう頑張りたい」と原点の地で誓った。(小田切 葉月)

 ≪楽しみはサッカーW杯観戦≫現在開催中のパリ五輪は見ていないというが、毎回楽しみにしているのはサッカーW杯の試合を観戦すること。応援する特定のチームや選手はいないが、「レベルの高い試合をただ見ているのが楽しい」とほほ笑んだ。

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