藤原直哉七段 平成初の棋士が引退 「糸谷九段に注目」 名人戦観戦記も担当

[ 2026年4月22日 21:20 ]

竜王戦6組昇級者決定戦 ( 2026年4月22日    関西将棋会館 )

引退が決まった対局後、(左から)長沼洋八段、村田顕弘六段、井上慶太九段から花束を贈られた藤原直哉七段
Photo By スポニチ

 将棋の藤原直哉七段(60)が22日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指された竜王戦6組昇級者決定戦で南芳一九段(62)に100手で敗れ、フリークラス規定により同日付で引退した。

 昨年5月の誕生日で60歳を迎えていた藤原はこの日、敗れたことで全ての出場棋戦が終了。1989年4月、元号が平成に変わって初めて四段に昇段した「平成初の棋士」が37年間の現役生活を終えた。

 この日、指したのは藤井聡太王将(23)が1勝3敗から先月、3連勝して5連覇した第75期王将戦7番勝負第7局で使用された特別対局室。一昨年12月に大阪市から移転後、藤原にとっては最初で最後の対局を終え、「こんなにいい部屋で指させてもらって。もう1回勝ったら、どうなるのかと思いました」。最終対局を見届けようと集まった兄弟子の井上慶太九段(62)らを笑わせた。

 神戸市出身で若松政和八段門下。兄弟子に谷川浩司九段(64)や井上、内藤国雄九段(86)を筆頭株とする「神戸組」の一員だった。井上によれば、奨励会時代に書いた自戦記が好評で、掲載された夕刊紙の幹部から「うちの社員にならないか?」との誘いがあったと言う。

 一昨年からは名人戦・順位戦での観戦記を毎日新聞に執筆。藤井に糸谷哲郎九段(37)が挑み、現在藤井が1勝0敗の第84期名人戦7番勝負も第5局を担当する。

 「糸谷九段のパフォーマンスは他では見られない。注目しているし、楽しみにしている」。第1局では初手から端歩を2度突いた盤上だけでなく、盤外でも常務理事を務め、連盟の運営面を担う。その規格外の運動量を紙面に書き込んでいくつもりだと言う。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2026年4月22日のニュース