水ダウ“松本人志ラスト会”最後まで何もなし通常運行 28日の日曜日から「松本人志」が消えていく…

[ 2024年1月24日 22:54 ]

ダウンタウンの松本人志
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 女性への性加害疑惑を報じた「週刊文春」との裁判に注力するため活動を休止するダウンタウン・松本人志(60)が出演するTBS「水曜日のダウンタウン」(水曜後10・00)が24日に放送された。

 放送前には同番組の演出を担当するテレビディレクターの藤井健太郎氏が自身のX(旧ツイッター)で「『水曜日のダウンタウン』今夜が松本さんアリでの収録ラスト回です」と投稿。活動休止発表前に収録した松本出演会のラストとなった。

 番組冒頭でテロップなどはなく、通常通りスタート。この日の放送では「テレビのロケが一度も入ったことのない飲食店を4連続で引き当てるまで帰れません」「後輩の背後に表示されるワードをテンポよく説教に入れ込む…説教の達人」の2つの“説”を検証した。

 最初の説をプレゼンするマヂカルラブリーの村上から「ご自分が行かれているお店で取材受けてなさそうな店ありますか?」と聞かれ松本は「ない」とポツリ。「すいません、トークがめんどくさくなっちゃって」と話し笑いを誘った。そして最後まで松本節で番組を盛り上げ、注目のエンドロールでも言及なし。テロップなどもなかったが、予告放送に姿はなかった。

 松本は22日に週刊文春の発行元・文芸春秋などを相手取り、名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償などを求めて東京地裁に提訴。松本個人による提訴となり、請求額は約5億5000万円。松本の代理人は「記事に掲載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ“性加害”に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とコメントを発表した。

 この発表を受け、週刊文春編集部も同日にコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」と全面的に争う姿勢を見せた。

 現状で松本のレギュラー7本は、春以降も全て存続する見通し。ダウンタウンとしては読売テレビ「ダウンタウンDX」(木曜後10・00)、日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日曜後11・25)と“水ダウ”の3番組に出演しているが、すでに浜田雅功(60)1人での収録が始まっている。25日の「ダウンタウンDX」には出演する予定で、2月1日の放送分以降は、松本の相方の浜田が1人でMCを務める。“ガキ使”も28日以降の番組は松本抜きでの収録がすでに行われている。

 上記以外に松本のレギュラー4本で、フジテレビ系「まつもtoなかい」(日曜後9・00)は28日の放送から松本不在で中居正広が単独MCを務めることを発表。朝日放送系の「探偵!ナイトスクープ」(金曜後11・17)は松本が務める局長の代理を置き、番組継続の方針。TBS系クレイジージャーニー(月曜後10・00)は22日放送後の次回29日予告映像にはこれまでと変わらず松本の姿が。同番組も収録分は放送、番組継続の方針を示している。フジテレビ「人志松本の酒のツマミになる話」(金曜後9・58)もすでに松本抜きの収録も始まっている。

 また、2月3日に放送されるフジの人気特番「IPPON グランプリ」については、松本の代役としてバカリズム(48)が「チェアマン」を務めることが発表されている。フジの「人志松本の酒のツマミになる話」と「まつもtoなかい」の今後については、番組名の変更が局内で検討されているという情報もある。

 衝撃の活動一時休止発表だったが、収録済みの番組はそのまま予定通り放送されたため、いつもと変わらずテレビに存在し続けていた松本。しかし、28日の日曜日から徐々に姿を消していくことになる。識者の話では裁判は1年とも2年とも5年ともいわれている。再びテレビの世界に「松本人志」が帰って来るのは、いつになるのか――。

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